1619年の８月末、一隻の「オランダ船」がヴァージニア植民地にやって来て、20人ほどのアフリカ人奴隷を売却しました。この出来事こそ、アメリカにおける黒人奴隷制の起源とされているものです。しかしこの「オランダ船」の正体やアフリカ人が連れて来られた背景はながらく謎のままでした。それを近年の歴史研究が解き明かしたのです。この講演では、発見された史料を紹介しながら、その謎解きの過程を写真や図版を使って説明していきます。ぜひ大妻版「歴史探偵」にご参加ください。