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第8回 「川や田んぼの魚を通して人の暮らしを考える」

2016年度第8回ポスターサムネイル

 
■ 日  時 : 12月17日(土)14:00~15:30(開場13:30)
■ 場  所 : 千代田キャンパス 図書館棟4階 ラーニングコモンズ内
■ タイトル : 「川や田んぼの魚を通して人の暮らしを考える」
■ 講  師 : 家政学部ライフデザイン学科 小関右介 准教授
■ 対  象 : 本学学生・卒業生・保護者・教職員、千代田区在住の方
■ 参加方法 : 入場無料
本学学生・教職員・卒業生は当日直接ラーニングコモンズに
おいでください。
千代田区在住の方は、事前に電話で参加登録をお願いいたします。
電話 03-5275-6013(千代田校図書館)



<講師からのメッセージ>

海の魚には遠く及ばないものの、日本の川や湖には多くの種類の魚が生息しています。かつてそれらの魚は、ときに子どもたちの遊び相手となり、ときに晩御飯のおかずとなる身近な存在でした。しかし、今や淡水や汽水にすむ魚の実に4割が絶滅危惧種という状況です。そんな魚たちの現状は、私たちの暮らしにどんな意味を持つでしょうか。
本イベントでは、渓流や水田地域の魚たちの研究を紹介しながら、それらを通じて今の私たちの暮らしやこれからのライフスタイルについて考えてみたいと思います。


2016年度第8回ラーニングコモンズ・イベント 「川や田んぼの魚を通して人の暮らしを考える」は、終了しました。
ご参加ありがとうございました。

.:*★イベントレポート★*:.

小関先生サムネイル    

2016年度第8回ラーニングコモンズ・イベント(LCE)「川や田んぼの魚を通して人の暮らしを考える」が家政学部ライフデザイン学科・小関右介准教授を講師に12月17日(土)、千代田キャンパス図書館で開かれました。小関先生は北海道・長野県・アメリカ・カナダと国内外で水生生物の研究に携わってこられました。
イベントでは、先生の研究テーマの一つ、長野県佐久地方の「稲田養魚」による生物多様性の保全効果検証が紹介されました。「稲田養魚」とは、水田へフナの稚魚を放して、稲作とフナの養殖を同時に行うものです。この水田で収穫された米は、農薬の使用が少ない安全・安心な米として付加価値が付いて流通し、水田で育ったフナは地元の農協やスーパーで酸素詰めのビニール袋に入れられて活きたまま販売されるそうです。また、秋から春まで田んぼに水を張る「ふゆみずたんぼ」農法など、近年は全国各地で「環境保全型農業」が進められているといいます。

    

先生は、「私たちの生活は様々な形で自然の恩恵を受けています。この恵みを守るため、『レインフォレスト・アライアンス』認証の紅茶など、野生生物の保護や環境保全に配慮した製品を購入して、その活動を支援してみては」と提案し、講演を締めくくりました。