
■ 日 時 : 5月28日(土)13:00~14:30(開場12:30)
■ 場 所 : 千代田キャンパス 図書館棟4階 ラーニングコモンズ内
■ タイトル : 「世界最長の首輪をはめる女性たちのライフスタイル
-ミャンマー最深部、カヤン人の調査を
世界でただ一人許された女性研究者の報告-」
■ 講 師 : 人間生活文化研究所 下田敦子 専任講師
■ 対 象 : 本学学生・卒業生・保護者・教職員、千代田区在住の方
■ 参加方法 : 入場無料
本学学生・教職員・卒業生は当日直接ラーニングコモンズに
おいでください。
千代田区在住の方は、事前に電話で参加登録をお願いいたします。
電話 03-5275-6013(千代田校図書館)
<講師からのメッセージ>
人は何故、美しくなろうとするのでしょうか。服を着たり、化粧やマニキュアをしたり、指輪、腕輪、首輪をはめたり、
文身(いれずみ)を施したりします。なかでも、カヤン人女性は、世界最長ともいわれる美しい首輪を、生涯に亘って
はめています。
この講座では、カヤン人女性の美学、首輪装着の実態、ライフスタイルについて、現地のフィールド調査からお話し
します。
2016年度第2回ラーニングコモンズ・イベント「世界最長の首輪をはめる女性たちのライフスタイル -ミャンマー最深部、カヤン人の調査を世界でただ一人許された女性研究者の報告-」は、終了しました。ご参加ありがとうございました。
.:*★イベントレポート★*:.
5月28日(土)、千代田キャンパスの図書館で、人間生活文化研究所 下田敦子専任講師による今年度第2回ラーニングコモンズ・イベント(LCE)「世界最長の首輪をはめる女性たちのライフスタイル -ミャンマー最深部、カヤン人の調査を世界でただ一人許された女性研究者の報告-」が開催されました。
下田先生は、真鍮製の首輪を装着して身体変工する風習を保持しているカヤン人女性の現地調査を行っています。
ミャンマー最深部のカヤー州に住むカヤン人の社会では、女の子は5歳くらいになると頸部に0.5kg程度の首輪を装着し、成長に従って長いものに取り替えながら装着し続けます。成人に達した時の首輪は3kg程度の長大で重いものになります。先生は人類学的計測から、首輪を装着していない(装着した経験がない)女性に比べて、児童期から首輪を装着している女性は、顔が小さく、肩が下がり、首が長いという、首輪の装着が身体に及ぼす影響を明らかにしました。
イベントでは、首輪を装着したまま家事労働をこなし、水浴びや睡眠の時でさえも外さないカヤン人女性の生活習慣が紹介されました。
アンケートに記された参加者の感想をご紹介します。
▽ テレビでしか見られない珍しい装飾品を実際に手に取ることができ、貴重な体験ができました。
▽「美」に関する多様な考え方に興味を持ちました。
▽ 生活・文化の実態が理解できた。