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第2回 「「グレイ・ラビット」の本を囲んで ~アトリーの動物ファンタジー~」

2014年度第2回ポスター サムネイル

 
■ 日  時 : 5月31日(土)午後1時~2時30分
■ 場  所 : 千代田校本館4階ラーニング コモンズ内
■ タイトル :「「グレイ・ラビット」の本を囲んで
             ~アトリーの動物ファンタジー~」
■ 講  師 : 大妻女子大学短期大学部 中野節子 名誉教授
■ 対  象 : 本学学生・卒業生・教職員、千代田区在住の方
■ 参加方法 : 入場無料
本学学生・教職員・卒業生は当日直接ラーニング コモンズに
おいでください。
千代田区在住の方は、事前に電話で参加登録をお願いいたします。
電話 03-5275-6013(千代田校本館 ※日曜休館)

≪連動企画≫ 「アリソン・アトリーの世界」展
 


<メッセージ>

1884年、イギリスのダービシャーに生まれ、自然豊かな田園で育ったアトリーは、「グレイ・ラビット」や「サム・ピッグ」の動物ファンタジー、『時の旅人』のタイム・ファンタジー、『西風のくれた鍵』などの妖精物語と幅広いジャンルの作品を生み出しました。長年アトリー文学の研究に携わってこられた中野節子先生に、「グレイ・ラビット」を中心にアトリー作品の魅力を語っていただきます。先生が所蔵されている原書も紹介されますので、マーガレット・テンペストの愛らしい絵を間近で味わえる貴重な機会をお楽しみください。


2014年度第2回ラーニング コモンズ・イベント「グレイ・ラビット」の本を囲んで~アトリーの動物ファンタジー~」は、
終了しました。ご参加ありがとうございました。

 
.:*★イベントレポート★*:.

    

2014年度第2回ラーニング コモンズ・イベント(LCE)「「グレイ・ラビット」の本を囲んで~アトリーの動物ファンタジー~」が中野節子名誉教授を講師として5月31日(土)、図書館千代田校本館で開かれました。



中野先生は長年イギリス児童文学の研究に携わってこられ、今回のLCEでは物語の紡ぎ手と言われた作家、アリソン・アトリーの作品の魅力について話してくださいました。
はじめにアトリーの生涯を「北イングランド、ダービシャーにある農場で生まれ育ち、マンチェスター大学で物理学を修め、ロンドンで教師生活を経たのち、夫の死後作家になった」と紹介。
次に彼女の作品について、「動物ファンタジー、タイム・ファンタジー、妖精物語、自伝的な田舎のくらしの物語と、46年の作家生活に子ども向け作品94冊、大人向け自然のエッセイ集23冊、合計117冊を発表した」と説明の後、「故郷ダービシャーでの生活が、多岐にわたる作品の背景であり、91歳で亡くなる前年まで続いた創作活動の泉だった」と解説されました。
さらに先生は「グレイ・ラビット」シリーズの原書を次々と提示しながら、マーガレット・テンペストによる愛らしい挿絵や、時代とともに変遷した装丁、また出版社と原稿料でもめたことなど熱心に語られました。

 
参加者からは「作品に手に触れることができて良かったです」「先生のチャーミングさに、話し方に、ワクワクさせられました。すてきな時間でした」といった感想が寄せられました。

※会場には中野先生ご所蔵の原書と加藤忠興氏撮影の写真パネルを展示させていただきました。