<講師からのメッセージ>
尺八は竹製の縦笛で、日本固有の楽器です。
室町時代の禅僧、一休和尚は、漢詩集『狂雲集』に、尺八によせる思いを記しました。
同時代の歌謡集『閑吟集』にも、尺八に関わる小歌がいくつか掲載されています。
尺八は素朴な道具で、進化を遂げた現代の楽器とは対極の位置にあります。
今回の催しでは、尺八にまつわる様々なことがらを語り、東北地方に伝承された古典本曲を演奏します。
つかの間、昔の音の世界に遊んでみましょう。
2013年度第3回ラーニング コモンズ・イベント「天上大風 ―室町の尺八・東北の古典―」は、終了しました。