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第6回 「暮らしの中の機能性繊維」

2016年度第6回ポスターサムネイル

 
■ 日  時 : 10月29日(土) 13:00~14:30(開場12:30)
■ 場  所 : 千代田キャンパス 図書館棟4階 ラーニングコモンズ内
■ タイトル : 「暮らしの中の機能性繊維」
■ 講  師 : 家政学部被服学科 水谷千代美 教授
■ 対  象 : 本学学生・卒業生・保護者・教職員、千代田区在住の方
■ 参加方法 : 入場無料
本学学生・教職員・卒業生は当日直接ラーニングコモンズに
おいでください。
千代田区在住の方は、事前に電話で参加登録をお願いいたします。
電話 03-5275-6013(千代田校図書館)


<講師からのメッセージ>

繊維は、細くて長い材料です。私たちの一番身近な衣服は、様々な機能性繊維が用いられています。その中でもスポーツウェアは、汗を素早く吸い、汗臭を消臭して肌を清潔に保つ機能をもっています。繊維というと布、洋服だけと思ったら大きな間違いで、日用品、自動車、航空機、環境保全などの様々な場面で使用されています。現在暮らしの中にある優れた機能性繊維について説明し、繊維が地球のこれからを支える大切な素材であることをわかっていただきたいと思います。


2016年度第6回ラーニングコモンズ・イベント「暮らしの中の機能性繊維」は、終了しました。
ご参加ありがとうございました。

.:*★イベントレポート★*:.

水谷先生サムネイル    

2016年度第6回ラーニングコモンズ・イベント(LCE)「暮らしの中の機能性繊維」が、家政学部被服学科・水谷千代美教授を講師に10月29日(土)、千代田キャンパス図書館で行われました。水谷先生は「皮膚疾患を抑制・予防できる医療・介護用品」の共同発明によって、2016年2月19日付で特許権を取得されています。
先生は、「2012年に震災被災地の岩手県釜石市、2015年に福島県双葉郡大熊町の小学生へ被服機能設計学研究室に所属する学生が制作したTシャツを届けました。このTシャツには汗をかいても快適に過ごせる肌に優しい素材が使われています。また消臭抗菌抗ウイルス繊維を介護用品に応用することによって高齢者のQOL(生活の質)を高められるのです」と述べ、私たちの生活にとって繊維は大切な素材であることを説明されました。
さらに「『生きた宝石』と呼ばれるモルフォ蝶をヒントに開発された繊維は、光の反射で発色するので染料を使用せずに済みます。とうもろこし原料のポリ乳酸繊維は、廃棄しても土中や水中の微生物の栄養になり、最終的には水と炭酸ガスに分解されます」と地球環境に優しい繊維が紹介されると、参加者たちは布地サンプルを手で触れて、それぞれの感覚を確かめていました。

    

 
アンケートに記された参加者の感想をご紹介します。

▽今の社会で問題となっていることと繊維の話が直結していて、問題を解決する繊維の大切さを理解しました
▽様々な機能性繊維について知ることができ、参考になった。今後、商品選択の際に参考になると思う
▽やわらかい雰囲気の講演会で地域に公開されていていいなと思います